Maintenance Diary - 9114(930)


愛車雁タンク号こと、1986 PORSCHE 911 Carrera 3.2整備メモです。
色々あっても、どうにか誤魔化す!気にしない!をモットーで。

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2019/07/28(日) エンジン不動、DMEリレー交換

出かけようと、自宅の駐車場でエンジンをかけようとしたら…。

エンジンがかからない。

あららー。
現象としては、セルは回るけど初爆がない、ですね。
燃料が吹いてないか、火が飛んでないか…。

広島でお世話になっているクルマ屋さんに連絡したんですが、「今、5月にお願いされた車両をやってるので、とても無理です」とのことで断念。
自力で何とかするしかないか…。

そんなわけで、過去の整備日誌を眺めていると、あった!気になる記述が!
2004年3月似たような現象で不動になって、DMEリレーの交換で回復しています。

これじゃね?

専門家に意見を聞くべく、兵庫のFROSCHさんに電話してみました。
曰く、燃料ポンプのヒューズか、燃料ポンプを駆動しているDMEリレーが怪しいとのこと。

まずは簡単なヒューズの確認
ボンネット内のヒューズボックスにあるヒューズを抜いて、テスターを当てると導通あり
ヒューズは正常ですね。
運転席の下
それならばと、運転席下DMEリレーを、頑張って引っこ抜いて…。
シートを一番後ろにすれば、ギリギリ手が届きます。10ミリのソケットレンチで外しますが、結構大変です。
リレーのカバーを外して厚紙で接点ON
中をバラし、リレーの接点厚紙を差し込んで常にONの状態を作り…。
リレーの外側は爪で引っかかっているだけなので、上手く引っ張れば外れます。

元に戻すと…。

エンジンかかった!

DMEリレーの故障が確定!
前回交換から15年が経過しての故障です。

早速、部品を探しますが、日本の通販サイトは何処も品切れ。
またFROSCHさんに電話して、DMEリレーを送ってもらいました。素早い対応ありがとう御座います!
ポルシェ純正品なので、めちゃんこ高価です…。
さてさて。
燃料ポンプ周りの電気回路を手書きしてみました。
併せて、DMEリレーに書いてある回路図も載せておきます。
手書き回路図 リレーに印刷された回路図
動きとしては、まず、30には常に電圧がかかってます
キーを回してONにすると、86がONになり、ひとつ目のリレーがカチンとON、85bに繋がっているDMEコントロールユニットに信号が行く、と。
それと一緒に、ふたつ目のリレーがカチンとON、87bに繋がっている燃料ポンプに電圧がかかり駆動する、って感じですね。

何かの参考になれば…。
作業内容・仕様部品 数量 単価(円) 金額(円)
DMEリレー
PORSCHE 91161815401 12V 15A
1 13,800 13,800

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