出かけようと、自宅の駐車場でエンジンをかけようとしたら…。
エンジンがかからない。
あららー。
現象としては、
セルは回るけど
初爆がない、ですね。
燃料が吹いてないか、火が飛んでないか…。
広島でお世話になっているクルマ屋さんに連絡したんですが、「今、5月にお願いされた車両をやってるので、とても無理です」とのことで断念。
自力で何とかするしかないか…。
そんなわけで、過去の整備日誌を眺めていると、あった!気になる記述が!
2004年3月に
似たような現象で不動になって、
DMEリレーの交換で回復しています。
これじゃね?
専門家に意見を聞くべく、兵庫の
FROSCHさんに電話してみました。
曰く、燃料ポンプの
ヒューズか、燃料ポンプを駆動している
DMEリレーが怪しいとのこと。
まずは簡単な
ヒューズの確認。
ボンネット内のヒューズボックスにあるヒューズを抜いて、テスターを当てると
導通あり。
ヒューズは正常ですね。
それならばと、
運転席下の
DMEリレーを、頑張って引っこ抜いて…。
シートを一番後ろにすれば、ギリギリ手が届きます。10ミリのソケットレンチで外しますが、結構大変です。
中をバラし、
リレーの接点に
厚紙を差し込んで常にONの状態を作り…。
リレーの外側は爪で引っかかっているだけなので、上手く引っ張れば外れます。
元に戻すと…。
エンジンかかった!
DMEリレーの故障が確定!
前回交換から
15年が経過しての故障です。
早速、部品を探しますが、日本の通販サイトは何処も品切れ。
またFROSCHさんに電話して、DMEリレーを送ってもらいました。素早い対応ありがとう御座います!
ポルシェ純正品なので、めちゃんこ高価です…。
さてさて。
燃料ポンプ周りの電気回路を手書きしてみました。
併せて、DMEリレーに書いてある回路図も載せておきます。
動きとしては、まず、
30には常に電圧がかかってます。
キーを回してONにすると、
86がONになり、ひとつ目のリレーがカチンとON、
85bに繋がっているDMEコントロールユニットに信号が行く、と。
それと一緒に、ふたつ目のリレーがカチンとON、
87bに繋がっている燃料ポンプに電圧がかかり駆動する、って感じですね。
何かの参考になれば…。