Maintenance Diary - 9114(930)


愛車雁タンク号こと、1986 PORSCHE 911 Carrera 3.2整備メモです。
色々あっても、どうにか誤魔化す!気にしない!をモットーで。

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2019/10/09(水) エアコン修理、エキパン交換、ドライヤー交換、A/Cリレー交換

前回の車検で、クーラーをR134aにレトロフィットしたおかげで、この暑い夏を乗り切ることができました。
できましたが…。

あれ?クーラー冷たくない…。

なぜだー!!!
ってなわけで、山口市のMarc'sさんにて、エアコンリフレッシュをお願いしました。

すると、高圧側のバルブが高圧過ぎて接続できない
逆に、低圧側真空になっている!なんじゃそりゃ!
高圧側にコネクタが接続できない! 低圧側が真空になっている!
どうやら、エクスパンションバルブ詰まってしまった様子。
エキパンが閉塞しているのに、コンプレッサーがどんどん圧縮するから高圧側が圧力上がり過ぎ、逆に低圧側はどんどん吸われて真空に。
簡単に図を描くと、こんな感じです。
エアコントラブル図解

そんなわけで、エキパンと、その前でゴミを取るレシーバードライバー交換することになりました。
左が新品、右が交換した物です。
エキパン・レシーバードライバー新品 エキパン・レシーバードライバー取り外したもの
パーツを個人輸入し、クルマと一緒に預けたんですが、今度はコンプレッサーのマグネットスイッチがONにならない
原因を探ってもらったところ、室内にあるエアコンの温度調整スイッチがおかしいらしい。
そのスイッチからエバポレーターに、謎の針金が刺さっており、しかもそれが折れている、と。
で、スイッチの配線を直結したところ、コンプレッサーのマグネットスイッチがONになったそうです。

現在は、温度関係なしに、常にクーラー全開!いつでもコンプレッサーON状態です。
おかげさまで、クーラーが効く!物凄く効く!寒い!!!

この調査の過程で、エバポレーター横にあるエアコンリレーに、サビヒューズの異常を発見しました。
ついでに、これも交換しました。
異常のあるエアコンリレー 異常のあるエアコンリレー、裏のサビ
さて。
ここまで修理して、やっとエアコンクリーニングをしてもらいました!
TEXA社の780Rという機械での作業でした。

ラインの中はだいぶ汚れていたらしく、しかも冷媒は規定量950gに対して428gしか入ってなかったという…。
真空引きしたら漏れが発見されたとのことで、パッキンも交換して頂きました。

冷媒は、常にコンプレッサーONであることを考慮して、やや少なめ800gくらいを注入。
来年の夏に効きを確認して、足りなかったら1缶追加する予定です。

コンプレッサーオイル規定量を注入。
蛍光剤入りなので、漏れても発見しやすくなりました。

なんだかんだで、無事に修理完了
作業は山口市のMarc'sさんでした。いつもありがとう御座います。
作業内容・仕様部品 数量 単価($) 金額($)
エアコンリレー
BOSCH A/C Relay
0-332-209-150-INT
1 5.00 5.00
レシーバードライヤー
URO Receiver Drier (with O-Ring Type Fittings)
911-573-139-03-E-INT
1 43.25 43.25
エクスパンションバルブ
EGELHOF Expansion Valve
911-573-925-00-M23
1 34.25 34.25
割引($) ▲10.00
送料($) 44.99
合計($) 117.49
合計(円) 12,928
作業内容・仕様部品 数量 単価(円) 金額(円)
工賃
レシーバードライヤー交換
- - 5,000
工賃
エキスパンションバルブ交換
- - 5,000
Oリング
サービス
4 - -
工賃
テンプスイッチ配線加工
- - 5,000
エアコンリフレッシュ施工
TEXA 780R コンプレッサオイル交換 冷媒充填800g(規定量950g)
- - 10,000
消費税(円) 2,500
合計(円) 27,500

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