ネタバレ、注意!
■バーニーの絵日記 - 漫画 (初稿:2001/03/12, 最終更新:2001/03/18) |
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ねこさんだけが暮らすこの世界の、何でもない日常を描いたこの作品の主人公は、小学生のバーニー(本名は、バーナード・マクレガー)、プエルトリコ系の黒人(黒猫?)です。
バーニーは、第1話で、小学校の入学式を迎えるわけですが、ここで、絵日記を手渡されます。
このバーニー、結構、家庭環境が特殊でして、弟のルーと、妹のリズの3人暮らし。
バーニーの入学式の日、ルーは「ひどいや、入学式までには、父さん、帰るって約束したのに」と泣くんですが、バーニーはそれを慰めます。
入学式でもバーニーは、西の海で嵐があった噂話や、自分の親が来ていないのを、「気になんてするもんか」と、気丈に振る舞います。
夜、灯台に住むパパ・エイブを訪ねて、絵日記を描き始めるんですが、そこで初めて、バーニーは弱音を吐くんですね。
この状況が、なんとなーく私の小さい頃に被ってですねー。
私の父親は船乗りで、家にいない事が多かった(昔は、何ヶ月も航海に出てたらしいですが、私が生まれてから、会社を移って、1回の仕事がせいぜい数日で済むようになったそうで。親父、感謝してるぜ)し、母親は病弱で、週に3回は病院に通って人工透析(血液を機械にかけて、余分な水分と毒素を除去し、また体内に還す作業)をしてたもんで、幼稚園児の頃は、父親の知人宅で母親の透析が終わって、迎えに来るのを待ってたんですよ。 バーニーは偉いなぁ。私はルーみたいに、ただ泣くだけだったもんなぁ。 |
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